De首位並ばれた「あした土をつける」
「中日6-2DeNA」(10日、ナゴド)
1つのミスが致命傷になった。DeNAが同点に追いついて迎えた八回、満を持して登板したエレラが先頭のルナに左前打を許すと、直後にボーク。犠打後、エルナンデスの勝ち越し打を浴び、押し出しもあって散々な4失点。勝負は決した。
「イージーミス。緊迫したところでミスを犯すと失点につながる。エレラは何回かやってきて、あそこで同じミス。口うるさく言わないといけない。今後はミスを減らす野球を目指していきたい」
首位攻防戦に敗れ、中畑監督は淡々と語った。連勝は4で止まり、単独首位はわずか1日で終了。眼下の敵・中日とヤクルトに並ばれた。
収穫もあった。一昨年は無安打無得点を食らい、昨季は0勝3敗、防御率2・02と苦手にした山井を攻めて、一度は同点に追いついた。今季未勝利の先発久保も6回2失点と結果を残した。「戦い方は決して悪くなかった。そういう意味でよかった。戦える姿を見せてくれた」と敗戦の中に手応えを見いだした。
初体験の首位攻防3連戦。その初戦を「すごく大事な一戦。中日サイドからみても、ウチからみてもね」と位置づけていた。結果は相手にホーム無敗の7連勝を許した。「あした、ウチが土をつけるよ」と中畑監督。“不慣れ”と表現した首位の座だが、簡単に明け渡すつもりはない。
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