日本ハム・大谷翔平投手（２０）が１３日、プロ初の投手部門・月間ＭＶＰ獲得へ意欲を示した。開幕からパ・リーグでは、ただ１人の３連勝と好調。４月の残り２試合の先発登板も快投する。

　１２日は初めての熊本で７回２安打無失点。１－０での勝利に貢献した。この日、１４日からのロッテ２連戦（札幌ド）に備え、北海道に入った大谷は月間ＭＶＰについて「それぐらいチームに貢献できれば、うれしいし、それだけ勝てればいいのかなと思います」。チームは１０勝３敗。そのうち３勝を挙げる若武者は、首位確保のためにも勝ち続けると意気込んだ。

　３年目は投手として躍進している。日本ハムでは開幕投手の３戦３勝は８９年の西崎幸広以来２６年ぶり。同年４月に５戦５勝で月間ＭＶＰを獲得しており、大谷にも期待が高まる。ここまでは日程の都合上、中７日空けてきたが、今回から中６日で回す予定。１９日の楽天戦（コボスタ）後、２６日のオリックス戦（札幌）での登板が有力視され、４月中の開幕５連勝の可能性も十分ある。

　１４日からのロッテ戦は野手でスタメン出場の予定。ここまで１７打数３安打、打率・１７６、１本塁打。バットでは苦しんでいるが、投手としてはローテの軸として十分に役目を果たしている。