オリ、てこ入れへ緊急編成会議
借金10で最下位のオリックスは13日、大阪市内の球団事務所で緊急編成会議を開いた。瀬戸山隆三編成部長(61)と加藤康幸編成部長、山本栄二プロスカウトグループ長、中村潤国際部長が集まり、5カード連続で負け越した課題を精査した。
瀬戸山本部長は、前日まで楽天戦があった仙台市内で「毎日ミーティングした」と森脇浩司監督(54)らと話し合いを重ねたことを明かした。この日はフロントが指揮官の戦術や1、2軍選手の入れ替えを含めた起用法、補強の意見交換をしたもようだ。
相次ぐ主力の故障が低迷に影響しており「新外国人やトレードなど、4番候補や抑え投手のリストアップはしている」と話した。しかし外国人はビザ取得など1軍登録に時間を要するため、現有戦力での打開が基本線。14日のウエスタン・阪神戦で先発予定の近藤ら育成選手の支配下登録も検討している。
左膝痛で抹消中の主砲・ブランコは今月中に復帰見込み。右足首の炎症を起こした抑えの平野佳も近日中に1軍練習に参加できそうで、回復をにらみながら現場の工夫を求めていく。