DeNA久保 やっと開幕投手ラスト星

 「広島0-1DeNA」(28日、マツダ)

 開幕から5度目のマウンド。ようやく手にした白星。ヒーローインタビューを終えたDeNAの久保に、ベンチで待っていた守護神・山崎康がウイニングボールを手渡した。チームメートも待ち望んだ1勝。それを表す光景だった。

 「いつも通り。この2、3試合、調子というのはあまり変わらない」と話す久保だが、12球団の開幕投手で唯一勝ち星のない状態が立ち上がりに“らしくない”ミスを誘う。

 初回1死一、二塁では新井の投ゴロを二塁へ悪送球。満塁の危機を招いた。四回も2死から自らの失策と四球で得点圏に走者を背負う。だが粘りの投球で無失点に抑え続けると、その背中に打線が応える。九回の打席で代打を送られて降板も、梶谷が先制の中前打。勝利の女神が久保にほほえんだ。

 ここまで登板4試合でチームが全敗だっただけに「チームが連勝していたので、止めなくてよかった」と安ど。中畑監督も「テンポ良し!制球良し!闘争心良し!」と右腕の快投をたたえた。

 泥沼の6連敗を乗り越え、投手戦を制して昨年7月以来の5連勝。07年以来となる3、4月のチーム勝率5割以上が確定だ。「ウチ、おかしいんじゃないの?すごくいい試合するよな」と指揮官も驚嘆の充実ぶり。この勢いでセ界を一気に駆け上がる。

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