ヤクルト小川 竜・吉見と無敗対決に闘志
ヤクルトの小川泰弘投手(24)が7日、東京都内の神宮外苑で調整した。9日からの中日2連戦(秋田)の初戦に先発予定で、予想される中日の吉見との無敗対決に闘志を燃やした。
小川は今季登板した6試合はすべてチームが勝利し、吉見も今季登板4試合はチームが全勝。広島の前田、黒田、DeNAの久保らエース級に投げ勝ってきた小川は、防御率0・33と抜群の安定感を見せている次の相手を前に「負けない気持ちと、先にマウンドを降りないこと。我慢強く投げるしかない」と表情を引き締めた。
高津投手コーチも小川を信頼する。楽天時代に24連勝を記録し、チームを日本一に導いたヤンキースの田中を例に挙げ、「マー君とまでは言わないが、勝つチームには大黒柱が絶対に必要。彼にはその責任感も可能性もある」と期待した。
チームは3連敗中で、前回の登板でも連敗を4で止めた小川には連敗ストッパーの期待もかかる。「誰かが止めないといけない」とエースの自覚を示す小川がチームを救う。