打って投げて“ハマの番長劇場”だ

 「ヤクルト0-2DeNA」(20日、神宮)

 “ハマの番長”がまた一つ記録を伸ばすとともに、チームの連敗を2で止めた。前回の登板でプロ野球タイ記録の23年連続勝利を挙げたDeNA・三浦が今度はプロ野球歴代5位タイの23年連続安打を記録。投げては8回4安打無失点で2勝目を挙げた。

 まずは打撃。両軍無得点で迎えた二回2死で外角高めの直球をミートすると打球は中前へ落ちた。世界の本塁打王・王貞治氏を抜く記録の一打にも、41歳右腕は「たまたまです。通算の安打が100ぐらい。王さんなら1年で打つ。比べたら失礼」と照れ笑い。「投球だけで頭がいっぱい。あくまでも勝つことが目標。その中で安打が出て、勝てて良かった」と話した。

 投球は持ち前の制球がさえた。外角球の出し入れで付け入るスキを与えず、8回2死二、三塁のピンチでは上田をフォークで遊飛に打ち取りガッツポーズ。完封は逃したが、「ベンチの判断。ウチにはしっかりした抑えがいるので」と気にしなかった。

 投打で存在感を示したベテランを中畑監督は「連敗を止めたのはこの後の戦いに力を与えてくれる。三浦大輔、やっぱりウチの屋台骨を背負ってると感じたね」と絶賛。DeNAには番長の力が必要だ。

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