「ＤｅＮＡ２-４阪神」（２３日、横浜）

　ついに止まった。延長で力尽き、ＤｅＮＡ球団新の本拠地１２連勝はならず。「負け方としては非常に悪い」。中畑監督の言葉に、怒気がこもった。

　怒りの矛先は４番手の安部だ。延長十回に登板し、四球と暴投、さらに２四球で２死満塁に。自分を追い込んだあげく決勝打を浴びた右腕を、指揮官は「戦わずして負けた。今日の姿はプロの投手じゃない。（３安打の）筒香の爪のアカを飲ませたい」とバッサリ。２軍落ちを即決した。

　九回にバルディリスの適時打で同点に追いつき、諦めない姿勢は見せた。不敗神話ストップを「いつかは途切れるって。でも今日やりたくなかったな。超満員のスタジアムで」と残念がったキヨシ監督。最後は「明日はしっかりした野球をしたい」と、明るく再出発を誓った。