近大工3季ぶりV45!2年ぶり全国へ
「広島六大学野球、近大工4-3広国院大」(25日、広工大)
近大工が4-3で広国院大に逆転勝ち。勝ち点を4として3季ぶり45度目の優勝を決めた。2点を追う八回、小串寛徳(2年・東福岡)の同点2ラン、犠飛で勝ち越した。近大工は、6月8日に開幕する第64回全日本大学野球選手権大会に2年ぶり27度目の出場、1回戦(8日・東京ドーム)で上武大(関甲新学生野球連盟)と戦う。
起死回生の一発だった。小串が2点を追う八回無死一塁から左翼ポール際へ同点本塁打を放った。「何を打ったか覚えていない。食らいつくことだけで精いっぱいだった」と流れを引き込む一打を振り返った。
前の3打席全て走者を置いて凡退。六回は無死二、三塁で内野ゴロに倒れた。右近監督は「最後は代打も考えたが、お前たちを信じるということで」と、八回も打席に向かわせた結果が、練習試合でも打ったことのない初アーチとなった。
その後、岩城裕の犠飛で勝ち越し、大学選手権への切符を手にした。指揮官は「粘り強くやってくれた。オープン戦から負けながら強くなってきた。最後に負けたことが生きた」と劣勢をはね返したナインをたたえた。