G原監督父の命日飾れず…ポレダ5失点

 「交流戦、楽天5-3巨人」(29日、コボスタ)

 足でかき回された。巨人は先発のポレダが6回5失点で降板し、2敗目。この日まで5連勝中と波に乗っていたが、来日ワーストとなる5失点と崩れ「調子自体は悪くなかった」と唇をかんだ。

 1点リードの四回2死二、三塁、後藤の2点中前適時打で逆転を許した。2死一、二塁から重盗でピンチを広げられ、小関には詰まりながらも2点左前適時打を浴びた。この回、計4盗塁。投球自体は責めなかった原監督だが「三盗は反省しなくちゃいけない」と注文をつけた。

 もちろん、無警戒だったわけではないが「(盗塁)されたのは事実なので」と左腕。リードした相川も「足を絡められたり、安打を打たれたり。1、2点で抑えられていたら」と悔しそうだった。

 この日は原監督にとって、昨年亡くなった父・貢さん(享年79)の命日。試合前、仙台に移動する前に墓参りを済ませてきた指揮官だったが、父にささげる白星にはならなかった。「相手がちょっと上だったということ」と、淡々と球場を後にした。

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