ツバメも借金…セ交流戦最低勝率が確定
「ヤクルト2-6ロッテ」(15日、神宮)
ヤクルトは投手陣が踏ん張れず、逆転負けで4位に転落した。6年ぶりの交流戦勝ち越しまであと1勝に迫りながら、3連敗で負け越しも決定。さらに、セ・リーグ全体で見ても、あと1試合を残して43勝61敗3分けの勝率・413となり、2010年に記録した史上最低勝率・421を下回ることが確定した。
真中監督も「向こうの打線もしつこく、良く打ちますね」と、さすがに元気なし。必勝を期してブルペンに8人を待機させる総力戦で臨んだが、実らなかった。早めの継投を意識し、2-1とリードした五回1死一、二塁で先発の古野から久古につないだが、角中に右前適時打を浴びて同点。さらに4番手のオンドルセクが七回に3失点し、勝負の行方は決まった。
2犠飛で交流戦の本塁打と打点のトップに立った畠山も勝利を呼び込めず渋い表情。「もっと打ってつなげるべきだった。最低限のことはできたけど」と淡々と話した。
悔しい形で終えた交流戦を「負け越したので何とも言えないが、パ・リーグはしつこく粘り強い。まだまだ課題はある」と振り返った真中監督。「終わったことなのでしょうがない。シーズンへ向けて立て直してやるしかない」と巻き返しへ前を向いた。