中畑De期間限定「新方程式」で再浮上
DeNAがギジェルモ・モスコーソ投手(31)を臨時セットアッパーに配置転換して巻き返しを図る。16日、横浜スタジアムで練習を再開。中畑清監督(61)は「先発からリリーフに1人回す。勝ちパターン限定で使うイメージ」と明言した。
交流戦は3勝14敗1分と惨敗に終わった。14敗のうち7試合は救援陣が逆転、または勝ち越しを許してのものだった。中畑監督は「パワーで押し切れるピッチャーが後ろにほしい」と話しており、剛腕に白羽の矢が立った。
日程も味方する。19日のリーグ戦再開から3週間は6連戦がないため、先発を5人で回すことが可能で、モスコーソを球宴明けから先発に復帰させる1カ月限定プランが整う。「方程式っぽいやつをつくりたいね」と言う。
モスコーソ自身も来日前の2年間はリリーフを務めた。「米国で経験があるから問題ない。10連敗してもまだ2位だし、1・5ゲーム差。流れを引き寄せるために喜んでやりたいよ」と頼もしい。七回にモスコーソ、八回はエレラ、九回を山崎康。新必勝パターンで再浮上する。