「日本ハム３－６ロッテ」（２３日、旭川）

　負の連鎖は止まらない。日本ハムは今季初開催の旭川で今季ワーストタイ３失策と守備の乱れが響いて初の５連敗。栗山監督は「こういうチーム状況で粘りきれなかった。それだけ」と力なく話した。

　前カード、首位攻防ソフトバンク３連戦３連敗を喫し指揮官は「今日から開幕したと思って、できることを確実にやる」と出直しを誓ったが、序盤から凡ミスを繰り返した。

　二回２死一塁で中田が一ゴロをお手玉。一、二塁から田村に右線へ適時二塁打を浴び先制を許した。その裏に追いついたが、三回１死二塁で今度は田中が二ゴロをポロリ。一、三塁からデスパイネの二ゴロの間に勝ち越された。いずれも失策が失点につながった。田中は五回にも２個目の失策。慣れない地方球場のゴロ処理に苦慮したが「（条件は）お互いさま。言い訳にしてはいけない」と指揮官は厳しく言った。

　首位とは３・５差に広がり「精いっぱい必死にやるしかない」と栗山監督。２４日はエースの大谷を立て、連敗を全力で阻止する。