楽天、お祓い即効ならず 辛島2回KO
「楽天1-5ソフトバンク」(26日、コボスタ)
お祓(はら)い効果はすぐには表れず、楽天は14日以来の借金生活に突入した。先発の辛島がソフトバンク打線の餌食となり初回に3失点。続く二回にも1点を失いKO。失意の左腕は「(いきなり)ポンポンといかれて対応できなかった」と肩を落とした。
練習前、立花社長をはじめ、首脳陣、選手ら約70人がグラウンドに集結。故障者続きの現状打破へ、宮城県護国神社の神職「権禰宜(ごんねぎ)」2人を招き15分間、お祓いを受けた。気分を新たに臨んだが、首位の力を見せつけられた。
辛島自身も“故障者”の1人だった。19日に先発予定だったが、左の背中の痛みで登板回避。名誉挽回を期したマウンドも、13年から5連敗中の“天敵”に打ち込まれ「思い切って腕を振っていれば…」と悔やんだ。
投打に圧倒され、今季5度目の3連敗。それでも指揮官は「辛島を責めることは一切ない」とし、「切り替えて、明日必ず5割に戻す」と語気を強め、ソフトバンクに一泡吹かせることを誓った。