球児150キロ2回0封!スカウト絶賛
「四国ILpオープン戦、高知2-2愛媛」(27日、高知市営)
独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知に入団した藤川球児投手(34)が、愛媛とのオープン戦に六回から中継ぎで登板。2回を投げ無安打無失点、3奪三振、1四球で、直球の最速は150キロをマークした。
20日の初登板で4回1失点、最速146キロだった藤川は「少しフォームを変えた」という。23日に長男とキャッチボールをした際に「前(阪神時代)と違うね」と指摘され「少し踏み込むようにしたら、いい感じにできた」。メジャーで失っていた躍動感を取り戻した。
ネット裏には阪神、DeNA、西武の編成担当者が視察に訪れた。阪神・日高剛プロスカウトは「まだ調整段階だと思うので」と評価を避けたが、DeNAの小林晋哉プロスカウトは「前回より腕の振りが良くて強い球だった」と絶賛した。
次回は7月4日、香川とのOP戦(高知市営)に登板する可能性が高い。NPB復帰をにらみ「状態は順調に上がってきている」と藤川。その表情には確かな手応えが浮かんでいた。