デーブ興奮!楽天が今季初3発で逆転星
「ソフトバンク3-4楽天」(7日、ヤフオク)
強打のソフトバンクのお株を奪う一発攻勢で、楽天が同カードの連敗を3で止めた。1試合3発は今季チーム初。大久保監督は「ラッキーゾーン、ありがとう!」と、今季から敵地に新設されたホームランテラスを言い間違うほど興奮気味に、バスへと乗り込んだ。
0-3で迎えた五回2死、ここまで無安打に抑えられていた武田からサンチェス、小関の連弾で1点差に。続く六回には4番・松井稼の2ランで逆転に成功した。「食らいついていった結果。勝てて良かった」。日本通算2000安打まで残り13本とした4番は、安どの笑みを浮かべた。
チーム本塁打数はリーグ最少の46本。「必死になってバントや盗塁、エンドランを絡めて1点取っても、向こうの“四塁打”一本でチャラ」と嘆いてきた指揮官も「小関は奇跡。稼頭央もこれぞ4番という働きをしてくれた」と目を細めた。8連敗後に2連勝。「次から、また地に足をつけてね」。これまでなかった“四塁打攻勢”を、反攻のきっかけとする。