大阪桐蔭に阪神・藤浪からエール

 第97回全国高等学校野球選手権・大阪大会(11日開幕)の開会式リハーサルが10日、京セラドームで行われ、史上初の同大会4連覇を目指し、19日の初戦で履正社と激突する大阪桐蔭が、8日に激励に訪れたOBの阪神・藤浪晋太郎投手(21)からパワーを注入された。和歌山大会では昨夏代表の市和歌山が、西山翔真内野手(3年)の先頭打者アーチなどで主導権を握り、初戦を突破した。

 絶対に負けられない戦いへ-。頼もしい先輩からエールが届いた。8日に藤浪が大阪桐蔭の寮を訪れ、ドーナツ、エクレアなど約300個のスイーツとジュースを差し入れていったという。

 その際に「夏、桐蔭は履正社に負けていない。負けないチームになれ!!」とのメッセージがそえられた。主砲の青柳は「1人で5個くらい食べました。この試合は準備期間がものをいうと思う。強い相手なので、その試合に(状態を)トップに持って行けるように」と力を込めた。

 夏の大会に限れば大阪桐蔭は履正社に8連勝中。藤浪が3年生だった12年には決勝で対戦し、10-8でライバルを破って甲子園の切符をつかんだ。その背番号1を引き継ぐエース・田中は「いずれ当たる相手。状態が一番いい初戦に当たるのはいいこと」と闘志を燃やす。

 大阪大会4連覇はあのPL学園でも成し得なかった偉業。その先にある史上6校目の夏の甲子園連覇へ-。王者が先輩の言葉を励みに、19日へ調整を進める。

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