悲しき誕生日…G高木勇が今季最短KO
「DeNA7-4巨人」(13日、横浜)
悪夢のバースデーとなった。巨人先発のドラフト3位・高木勇(三菱重工名古屋)が3回5失点で降板。26歳の誕生日に今季最短KOと自己ワースト失点という苦い結果に終わり、6敗目を喫した。
派手に先制パンチを食らった。初回、梶谷、松本に連続本塁打。いずれも変化球が甘く入った。ぼうぜんとした表情を隠せない。さらに二回2死二塁から、再び梶谷、松本に連続適時打を浴びて4失点。三回1死二塁でも倉本に右中間に適時二塁打を浴び力尽きた。
「毎回失点してしまい、先発として長い回を投げられずに申し訳ない気持ちです。いろいろな方から『誕生日おめでとう』と声をかけてもらったのに応えられず、悔しい」。
開幕5連勝で始まったプロ生活。5月24日の中日戦以降、7試合勝利から遠ざかり、気づけば負け数と勝ち星が並んだ。川相ヘッドコーチは「軌道も分かられるし、慣れもある。データも情報もそろう。そこで状態が良くなければ、打たれる」と現状を分析した。
苦しい時期が続くが、自力で乗り越えるしかない。原監督は「プロの世界、何もかもが初めて。こういうのは誰だって来る」と、はい上がりを期待した。いい時も悪い時も経験した前半戦。これを後半戦にどう生かすかが重要だ。