おかわり劇弾!秋山の西武愛が呼んだ

 「西武5-2楽天」(14日、西武ド)

 打ちたい気持ちはあった。それでも西武・秋山は、ぐっとこらえて見送った。延長十回1死の第5打席。連続試合安打をパ・リーグタイ記録の32に伸ばす最後のチャンスだった。それでもフルカウントから外角のボールを見極め、四球を選んだ。

 「正直、安打を打ちたいと思った。でも自分勝手な打撃はできない。もう一度同じ場面でも見送る」。記録は途絶えたが、悔いはない。自身の四球から始まったチャンスは、中村がサヨナラ弾を放って結実。チームの連敗を4で止める起点となった。

 記録を重ねるたびに報道陣が増え、重圧も増した。「今までなかったことなので…。中村さんや森らはすごい集中力でやっているんだなと」。嫌でも記録は意識する。だが最後はチームのために、バットを止めた。あと2と迫ったプロ野球記録には届かなかったが「チームのためにやっていることを再認識できた」と胸を張った。

 生真面目な男は、試合後に球団からお立ち台に上がるよう要請され、「ファンの方にお礼が言いたい」と、進んでレオ党の前に立ち頭を下げた。新たな目標を聞かれると「また次の試合の第1打席でいいスイングをしたい」と、きっぱりと言った。

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