みGめ…村田サヨナラ失策で巨人4連敗
「DeNA3-2巨人」(15日、横浜)
勢いで押し切られた。巨人はサヨナラ負けで4連敗。首位から陥落し、借金生活に逆戻りとなった。前半戦の借金ターンはリーグ優勝を逃した11年以来、4年ぶり。原監督は「3点目を取ることができなかった」と唇をかんだ。
残酷な結末だった。同点の九回から突然の豪雨。沢村の制球が乱れ、先頭の飛雄馬に四球を与えた。これをきっかけに2死満塁とされ、ロペスが放った痛烈なゴロが三塁へ。打球はぬれたグラウンドで加速し、村田の左横をすり抜けるサヨナラ適時失策となった。
苦手のDeNAに6連敗。不運にも泣かされた沢村だったが「どんな状況でもベストを尽くすのが仕事なんで」と、言い訳せず。村田はぶ然とした表情で、球場を後にした。
試合前、原監督は都内の読売新聞本社を訪れ、渡辺最高顧問と白石オーナーに前半戦の報告を行った。会談の内容を聞かれ「頑張ってくれ、頑張りますということ」と明かした指揮官。屈辱をバネに、後半戦で立て直す。