ヤクルト・山田が本塁打競争初V
「オールスター・第2戦、全セ8-3全パ」(18日、マツダ)
16日に23歳になったばかりのツバメ軍団のリードオフマン・山田が、自らのバットで“祝砲”を放った。自身初のホームランダービー優勝。賞金50万円の目録を手にし、「パワーヒッターじゃないんで、うれしい気持ちとビックリした気持ちがあります」とはにかんだ。
本塁打以外はアウトとする1試合7アウト制。準決勝は柳田を3-2で下した。もう一つの準決勝は、パ・リーグ本塁打トップの26本を誇る中村が、前夜のホームランダービー覇者・筒香に2-1で勝利。山田は現在、セ・リーグ本塁打トップタイの19本を放っており、両リーグ本塁打トップ同士の決勝が実現した。
先行は山田。2スイング目で左翼2階席への特大の一発。その後の6スイングは失敗に終わり、中村の結果を待った。中村は5スイング目にスタンドをどよめかせる場外弾を放ったが、その1本のみ。1-1の同数となったが、ホームランダービーファン投票で中村よりも多くの票を獲得していた山田が、規定により優勝。1本での賞金ゲットに対する全セベンチからのブーイングに、思わず苦笑いを浮かべた。
チームでは、畠山が負傷離脱した後から4番を任されている。後半戦も本塁打量産への期待が高まる。それでも「ホームランへのこだわりはない。ヒットを打たなきゃ」とし、「今回の結果で勘違いすることなく、頑張っていきたいと思います」と表情を引き締めていた。