虎の隙見つけた!G原監督、奪首へ気合
巨人・原辰徳監督(57)が3日、遠征先の金沢駅で、阪神のマウロ・ゴメス内野手(30)が起こした“ドローン騒動”に、驚きの表情を浮かべた。V争いが佳境を迎える中、グラウンド上で緩んだ空気を見せた虎の姿に思わず「余裕あるんだな…」と、漏らした。
報道陣とのやり取りで「阪神も勝ってないな」と、自らライバルの話題を切り出した。ただ、“ドローン騒動”については知らなかったようで「どこで?」、「いつ?」と、逆質問を繰り返した。
現場には報道陣がいたことで当然、大騒動になったことを聞くと「飛んで火にいる(夏の虫)、だな」と、苦笑い。ただ、練習中も常に緊張感が漂う巨人ではあり得ない珍騒動に「(巨人の選手は)そういうことはしないでしょ。発想もないだろうね」と、信じがたい様子だった。
ライバルが見せた“隙”に、つけ込まない手はない。V4へ向けて上位2球団に比べて数字上は分が悪いが、チームにはプラス材料もある。疲労蓄積の影響で2軍調整中のマイコラスがブルペン入り。9日の阪神戦での復帰が現実味を帯びてきた。
まずは、4日からのDeNA戦に向けて「今こそ出すぞ、ジャイアンツパワー!」と、気合を入れ直した指揮官。虎視眈々(たんたん)と、V4を狙う。