佐藤世那また完投!5者連続含む13K
「U-18W杯・スーパーラウンド、日本5-2カナダ」(3日、舞洲)
仙台育英・佐藤世那投手(3年)が、またも世界をねじ伏せた。1次ラウンド・米国戦の完封に続き、スーパーラウンド初戦で13奪三振の2失点完投。「フォークと直球で押していけば、打たれることはないなと思った」と、胸を張った。
制球に苦しんだ序盤を最大の武器・フォークでしのぐと、イニング間にブルペンでキャッチボールをして修正。中盤から直球のキレも戻り、三回1死から5者連続三振。米大リーグ・マーリンズ1巡目指名の主砲ネイラーからも2打席連続三振を奪った。
夏の甲子園では準優勝。「目標を達成できなかった悔しい思いはある」と、あと一歩で東北初の大旗を逃した苦い記憶も力に変えている。日本の右腕エースといえる活躍に「マウンドに立っている時はそういう気持ちで投げている。やるからには世界一」と、力強く宣言した。