原巨人が山崎康撃ち!大暗転から大逆転
「DeNA7-8巨人」(4日、横浜)
シーソーゲームの末に、勝利をもぎ取った。原巨人が九回に逆転し勝利。同点に追いついた九回2死一、二塁、村田が左前に勝ち越しの適時打を放った。「こうやって歓声をもらえるように毎日必死に頑張っている。いまだにこうやって言ってもらえるのは非常に光栄です」。古巣でのヒーローインタビューで、歓声に応えた。
3点リードの八回、勝利の方程式がつかまった。マシソンがバルディリスにソロを被弾し、2死から荒波、内村に連打を許す。代わった山口が梶谷に右中間へ逆転3ランを打たれた。原監督は「カウントを取りに行くボールを打たれているのは、バッテリーで反省しないと」と捕手の小林を含め苦言を呈した。
もう1試合も落とせない。ここからナインが執念を見せた。九回1死三塁から阿部の中前適時打で追いつくと、相手の失策の後、村田の適時打まで一気に攻めた。8月は勝負どころで代打を送られることもあった村田。指揮官は「そろそろ出るだろう、出てくれよってね」と、村田を信じ、結果が生まれた。
打撃成績は本来のものではないが、村田は経験値に自信を持っている。「3年間、勝ってきているという、プライドがありますから」。首位・阪神と1・5差。ピタリとマークだ。