中日・浜田達あぁ四球地獄“強制送還”

 3回、マウンドに行き浜田をしかりつける友利コーチ
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 「中日2-8阪神」(5日、ナゴド)

 反撃の気力すら、刈り取られそうな失点だった。序盤の三回。中日・浜田達が崩れ、小熊も打たれた。打者11人の猛攻にさらされ、7失点。あまりに重く、痛い序盤の大量失点だった。

 「(浜田達は)きょうに限っては腕も振れてないし、スピードも135ぐらい。なぜそうなっているのか」。谷繁監督兼選手が振り返った序盤の惨劇。招いたのは先発の浜田達だ。2回1/3で被安打1ながら5四球で5失点。背番号43は試合終了を待つまでもなく、寮に帰された。

 阪神戦は8連敗。1985年以来、30年ぶりの屈辱となった。悔しさは募るが、立ち止まるわけにはいかない。「嫌な記録はつくりたくないけど、現実に起こったこと。しっかり受け止めていかないと」と谷繁監督兼選手。厳しいが、目をそらさず、前を向く。竜の「これから」に、苦い薬がきっと効く時がやってくる。

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