ロッテ・鈴木大地、決勝3点三塁打
「ロッテ4-3オリックス」(11日、QVCマリンフィールド)
試合を決めたのは、主将の一打だった。同点の八回2死満塁。ロッテ・鈴木大地は手応え十分の感触を残して、三塁を陥れた。「みんながつないでくれたチャンス。何とかしようと思った」と走者一掃の決勝3点適時三塁打に会心の表情を見せた。
打球は右中間を深々と破った。「感じは悪くなかった。これは三塁までいけるなと」。CS進出へ厳しい戦いが続くが、キャプテンの気合がバットに乗り移った。
この日は、東洋大からの同期・藤岡が約4カ月ぶりの先発マウンドで6回1失点と躍動した。左腕に白星はつかなかったが、「いい流れをつくってくれた。ずっと大学時代から見てましたけど、今日は特に気合が入っていた」と、仲間の力投に報いたかった。
これで3位・西武とは2差。鈴木は「一戦一戦、ひとつになってやっていきたい」と力を込めた。