逆転Vへ巨人・原監督は菅野と“心中”
巨人・原辰徳監督(57)が14日、マツダスタジアムで行われた全体練習で、菅野智之投手(25)と“心中”する覚悟を口にした。残りシーズン、逆転優勝への関門となる試合にエースの登板を集中させることを示唆し、「3年目の坊やに任せるのも荷が重いかもしれないが、やらなきゃいかんよ」とゲキを飛ばした。
菅野は10日の阪神戦(甲子園)に先発予定だったが、8日の同戦が雨天中止となり登板延期。12、13日のDeNA戦(東京ドーム)にも投げず、中10日で15日の広島戦(マツダ)に回った。この意図について指揮官は「先のことも考えて。これからフル回転してもらう」と説明した。
エース菅野に託した関門は4つ。まずは15日の広島戦で、防御率リーグトップのジョンソンとの投げ合いになる。その後は22日と28日の阪神戦(東京ドーム、甲子園)に投入。そして、最終決戦となる可能性もある10月4日のヤクルト戦(東京ドーム)へと向かわせる方針だ。
伯父とおい間柄もあって「坊や」と呼んだが、その期待と信頼は絶大。菅野にもその思いは十分に伝わっており「万全の調整をしてきた。1イニングでも長く投げたい」と決意。V4の命運を握る男が、まずは最初の関門に挑む。