キヨシ悔し…DeNAの優勝完全消滅
「ヤクルト2-1DeNA」(15日、神宮球場)
試合を決める打球が、人工芝にむなしく弾んだ。同点の九回、2死三塁。DeNA・岡島の「甘かった」というカーブを、中村に中前に運ばれた。サヨナラ負け。借金は今季ワーストの15となり14年連続のシーズン負け越しが決定。そして、優勝の可能性が完全消滅した。
「打てなかったところがすべて」と中畑監督は振り返った。初回に梶谷の適時打で先制したが、二回以降は1安打。7回1失点の先発・三浦を見殺しにした。「ワンチャンスをつくって、ものにしていく攻撃力を身につけないと」と話した。
試合前に話していた。「最後まで諦めることを知らないファンと、応えようとする選手がいる。最後までやり通す義務がある」。思いは143試合完全燃焼。残り13試合。「勝ち試合をつくっていくしかない。頑張ります」と言葉を絞り出した。