栗山監督、大谷にタイトル優遇しない
日本ハム・栗山英樹監督(54)は17日、勝ち星、防御率でリーグトップに立つ大谷翔平投手(21)について、残り試合でタイトル優先の起用はしないとの考えを示した。
大谷はここまでリーグトップの13勝、防御率2.44をマーク。173奪三振は、トップの楽天・則本と10差の2位。勝率(.722)を含め、4冠の可能性がある。勝利数は2位と1差、防御率は2位と0.04差と、安心できる状況ではない。
それでも栗山監督は「もちろんタイトルは取らせたいが、まずはチームが勝つためにやっている。クライマックスシリーズもあるわけだし、残り試合、どう勝っていくかが大事」と明言。先の戦いも見据え、勝利優先で起用する考えだ。
ここまで2試合連続で黒星を喫している大谷。先発予定だったこの日のロッテ戦(QVCマリン)が雨天中止になり、次回は19日の西武戦(札幌ドーム)に先発する。「仕切り直して頑張ります」と気持ちを切り替えた。シーズンでの登板はあと3試合程度。CSに向け、記録より内容を求めていく。