“黒田キラー”中日・藤井が適時打連発
「中日3-1広島」(18日、ナゴヤドーム)
ようやく目標であり、最大の障害がいなくなる。このところ先発での出場機会が多くなっている中日・藤井が、相性の良い黒田から効果的な適時打を連発した。
0-1の四回は、2死一塁で左中間への二塁打で一塁走者のエルナンデスを迎え入れた。「後ろにつなごうと意識していた。結果的にいいところへ飛んでくれた」。1点を勝ち越した直後の六回1死一、二塁では二遊間を破り3点目をたたき出した。今季、黒田との対戦成績は6打数4安打。今季10勝目を狙った黒田を、キラーがまたも打ち砕いた。
9月は13試合のうち8試合に左翼で先発出場している。左翼のレギュラーだった和田は、今季限りでの現役引退を決意した。藤井にとっては大きな壁が取り払われたのだ。来季の定位置獲得が大きく近づいている。藤井自身も自覚が高くなっているはずだ。
チームも黒田には3勝0敗。谷繁監督は「(相性は)あると言えばあるのかも。正直苦手意識はない」ときっぱり言った。