中日が藤川球児獲り!複数年契約を用意
中日が23日までに今季、米大リーグ・レンジャーズから四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに移籍した藤川球児投手(34)の獲得に乗り出す方針を固めた。球団は藤川に対して複数年契約を用意。崩壊した救援陣の再構築に向け、日米通算222セーブの男に白羽の矢を立てた。
3年連続Bクラスと低迷している中日が、来季の逆襲に向けて動き始めた。最大のターゲットは藤川。7日の香川戦で完封勝利を飾るなど、一昨年の右肘手術の影響はないと判断して、16日に垣内編成部員を派遣。左足首捻挫の影響で16日の徳島戦、17日の香川戦も登板しなかったが、ブルペン投球は視察した。
今季は又吉から守護神・福谷につなぐ勝利の方程式で開幕を迎えたが、両者とも不振で崩壊。岩瀬は昨年からの左肘痛で1度も登板がなく、来季も現役を続行するものの、回復のメドは立っていない。救援陣は田島や岡田、復活気配の浅尾もいるが、経験、実績ともに申し分ない藤川が加入すれば安定感は増す。
今季途中に四国ILp・香川からネイラーを獲得するなど、同リーグとの太いパイプもある。現段階では複数球団での争奪戦に発展しそうな雲行きだが、勝算のある戦いと判断しており、着々と準備を進めていく。