巨人ドラ1候補にオコエ&平沢が浮上
巨人は29日、都内でスカウト会議を開き、今秋ドラフトの1位候補選手として、関東第一・オコエ瑠偉外野手(18)と仙台育英・平沢大河内野手(17)が浮上した。
注目したのは、実力に加えてスター性だった。この日は、ドラフト指名候補選手として67人をリストアップ。その中で、オコエと平沢は12人いる1位指名候補に含まれた。山下スカウト部長は「ふたりは甲子園で評価を上げた。甲子園までAクラスにいなかった。必ずレギュラーになれるという評価。プラス、人気もありますから」と説明した。
今夏の甲子園。オコエは抜群の身体能力が光り、平沢も俊足好打の遊撃手として脚光を浴びた。スター性のある野手を“補強ポイント”に掲げる巨人にとって、両選手は魅力あふれる存在。昨年の岡本に続き、今年も高校生野手を1位指名する可能性は十分にある。
全国制覇を成し遂げた東海大相模・小笠原慎之介投手(17)、即戦力として評価する仙台大・熊原健人投手(21)もリストの最上位に入ったもよう。山下スカウト部長は「投手ならこの選手、野手ならこの選手と、どちらが来てもいいように準備はしている」と語った。今後は他球団の動向も見ながら、最終判断を下す。