De中畑監督の慰留断念 ラミレス氏浮上
DeNAの中畑清監督(61)は2日、横浜市内の球団事務所で南場智子オーナー(53)と会談。正式に辞意を伝えた。20分間の話し合いを終えて、南場オーナーは「一貫して、(続投を)お願いしてきましたけど、辞意は固い状況にあります」と落胆から顔色をなくして説明した。
中畑監督は「オーナーからは熱い言葉と、感謝の気持ちをいただいて、そんなに思ってもらえるのは幸せだなと思います」と謝意を示したが、決意は固かった。
続投が難しいことから、球団側は本格的に新監督の選定作業に入る。候補の1人にオリックスのアレックス・ラミレス巡回アドバイザー(40)が浮上。DeNAには12年から2年間在籍し、高田GMとのパイプもある。
練習前のベンチ。中畑監督はいつもより多い報道陣に囲まれた。「ファンのみなさんの悔しさ、私の無念さ、選手の残念さ。いっぱいあるよ。いろんな思いがあった」としみじみと振り返った。「明日ファンの前で心境を伝え、感謝の言葉を申し上げたい」と今季最終戦後に、マイクを持つ。