中畑監督、愛するファンに再会を約束

 「DeNA5‐7巨人」(3日、横浜スタジアム)

 DeNAの中畑清監督(61)が3日、今季最終戦を終えた横浜スタジアムで、退任会見を行った。4年間の監督生活を「幸せ」と表現した。試合終了後のセレモニーではファンにあいさつ。低迷を謝罪するとともに、監督として再びユニホームを着ることを約束した。

 会見を終えて、窓から身を乗り出した。会見場となった球場3階のカフェ。少し窓下のコンコースにファンがあふれた。“キヨシ、キヨシ”。コールに合わせてステップを踏んだ。「また、会おう。また会おうな」。目が潤んだ。大声で、再会を約束した。

 セレモニーで、声を張り上げた。「幸せでした」と4年間を振り返った。「辞めるな」という声が響く。「選手は最後の最後まで諦めない野球をやり通しました。その結果は、最下位です。責任は私にあります」と辞任を伝えた。

 会見では複雑な胸中を披露した。「まだまだ志半ばという気持ちはあります」と本音をのぞかせ、「でも全然悔いはありません」と明かした。「もう一度チャンスがあるのであればトライしてみたい」と再登板への思いを訴えた。

 鳴りやまないコールが胸に響いた。「長嶋さん、王さんの時代から、“お客さまは神様です”という原点を教わってきた。この上ない喜び」。大好きなファンに惜しまれて、ユニホームを脱ぐ。

 今後の身の振り方を聞かれて「歌手ですね。何とかそれで食いつなげば。無職で何も収入源がありませんから」と笑わせた。帰り際の駐車場で、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を熱唱。最後も“ひとり紅白歌合戦”。キヨシ節で締めくくった。

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