楽天・斎藤「幸せ」24年間プロ生活に幕
「楽天4-5ソフトバンク」(4日、コボスタ宮城)
涙で現役最後のマウンドを終えた。九回、2万6141人の大歓声に、楽天・斎藤は目を真っ赤にしながら細川を3球三振。仲間から5度、胴上げされた45歳は「本当にいい野球人生だったなあ」と思いをかみしめた。
「心技体チームの力にもなれず、私の体は限界です」。試合後のセレモニーで声を震わせた。日本一に輝いた2013年当時の指揮官だった星野副会長からサプライズで花束を渡されると、人目をはばからず号泣した。
日米で139セーブを挙げたクローザー。自身の後を継いだ19歳・松井裕の肩を2度たたいてマウンドを降りた。「いいチームを作って欲しい」。後輩へのメッセージを残し、24年間のプロ野球人生に幕を下ろした。