巨人が、来季の新外国人候補として、韓国ハンファに所属するエスミル・ロジャース投手（３０）をリストアップしていることが１７日、明らかになった。

　ロジャースはドミニカ共和国出身で、１９０センチの長身右腕。大リーグ通算１９勝の実績がある。今季途中から韓国に渡り、１０試合の登板で６勝。１５０キロ超の速球を軸に、縦横に投げ分けるスライダーなど変化球の精度も高い。

　巨人は今季１３勝のマイコラスにメジャー復帰の可能性があり、来季の残留が微妙な状況。現時点でロジャースは調査対象選手だが、今後は獲得候補リストの上位に浮上する可能性もある。

　今季はシーズン２位に終わったが、マイコラスやポレダの活躍もあり、チーム防御率２・７８は１２球団トップ。さらなる投手王国の構築へ、助っ人候補の調査を進める。