DeNA新監督候補に原監督が急浮上
DeNAの新監督候補として、巨人・原辰徳監督(57)が17日、急浮上した。この日、同監督が今季限りでの辞任を球団側に申し入れたことを受けて、急きょ候補の1人に加わった。
新監督候補として、池田純球団社長(39)は(1)横浜(神奈川)に縁がある(2)今年のチームづくりを継承して、来年勝負できる-を2大条件として、絞り込みを進めてきた。(2)を満たすために「戦力としての70人の把握に時間がかかりすぎないことが重要」と付け加えていた。
原監督は神奈川県厚木市で育ち、東海大相模高、東海大の出身で、神奈川に深い縁を持つ。また、指導者としては巨人監督として12年間指揮を執り、優勝7回、日本一3回と文句なしの手腕を発揮。敵将としてDeNAの戦力も十分に把握している。2大条件を満たす人物として、水面下で調査を進めてきた。
池田社長は15日に「組織として勝てるチームになるシミュレーションはできた。“シミュレーションA”ならこうなる、“シミュレーションB”ならこうなるというふうに」と候補が数人に絞られていることを示唆した。原監督、さらにOBのアレックス・ラミレス氏(41)らから絞り込んで、近日中に正式オファーを出す。