オリックスは１８日、神戸市須磨区の球団事務所で編成会議を開き、２２日のドラフト会議で青学大のスラッガー・吉田正尚外野手（２２）を１位指名する方針を固めた。

　瀬戸山隆三球団本部長（６２）は「攻撃力、投手力で考えるとうちは攻撃が弱い。春先から、即戦力野手を上（１位）で獲得したいと考えていた」と説明した。名前は挙げなかったが「４番を打てるホームラン打者がほしい」と吉田の指名を示唆。さらに「スイングがすごい。可能性を秘めている」と評価した。

　吉田は敦賀気比時代に甲子園に２度出場。青学大に進み、大学通算１６本塁打の強打者に成長した。長打力はアマナンバー１と評され、７月に韓国で行われたユニバーシアードの日本代表でも４番を努めた。

　瀬戸山本部長は「ドラフト会議までに宮内オーナーや西名球団社長に確認を取るが、現時点で編成の意向は野手。投手も欲しいが、２位以下にも即戦力の候補はいる」と優先順を示した。