楽天再建へ掲げた「ナシダ!」3カ条
「楽天秋季練習」(18日、コボスタ宮城)
楽天・梨田昌孝新監督(62)が18日、チーム再建へ“ナシダ3カ条”を掲げた。コボスタ宮城で行われている秋季練習を初視察。選手へのあいさつ後、「暗いのはナシダ」「声が出ないのはナシダ」「ケガはナシダ」の3つのタブーを明かした。
「このチームは真面目な選手が多い。それは大事だけど、とにかく明るくやらないと。暗いのはダメ。声が出ないのもダメ。声が出ないと、守備の時に衝突することもある。そういう、しょうもないケガもダメだね」。
2年連続最下位のチームに明るさを求め、自らも体現した。居並ぶテレビカメラを前に「野村さんはノムさん、星野さんは仙さん。僕はナッシーと呼んでもらえれば」とニヤリ。「若い頃は女の子にそう呼ばれていたし、元祖ナッシーは僕」と、ゆるキャラの「ふなっしー」に対抗心を燃やし、ニックネーム定着を願った。
グラウンドでも終始笑顔。松井稼や嶋らに積極的に声をかけ、西田には打撃指導を行うなど精力的に動いた。練習終了後、約1200人が集まったスタンドから盛大な拍手が起こり、子どものファンからは「かわいい」という声も飛んだ。初日から仙台っ子のハートをつかんだ新指揮官。もちろん、V逸も“ナシダ”。