近大工2季連続V46 辻駒1失点完投

 「広島六大学野球、近大工学部5-1広島国際学院大」(19日、広島工業大)

 近大工が広国院大を5-1で下し、勝ち点を4として春に続き2季連続46度目の優勝を決めた。エース辻駒祐太投手(3年・広島工)が1失点完投勝利。辻駒は最優秀選手、最優秀防御率、ベストナインの各賞を獲得した。近大工は24日に倉敷マスカットスタジアムで開催される第46回明治神宮野球大会への出場権を懸けた中・四国地区大会に出場する。

 優勝決定の瞬間、大きなガッツポーズをした。近大工のエース・辻駒が、1勝1敗で迎え負けるとV逸となる一戦で堂々の1失点完投勝ちを収めた。

 中1日での先発に「気持ち的にはきつかったですけど、みんなが打ってくれたんで楽に投げられました」と、マウンドを守り抜いた。優勝を懸けた広国院大との初戦で先発して先勝。連勝での優勝を思い描いていただけに、精神的に厳しいものがあった。

 春に続き最優秀選手、ベストナインに選ばれた。加えて最優秀防御率のタイトルも獲得した。1年生から全国大会の舞台も経験している右腕は「春に先発として最後まで結果を残したので自信になった」と成長を続ける。

 右近監督も「期待に応えてくれた」と絶賛。24日には明治神宮大会の出場権を懸けて中・四国地区大会に出場する。指揮官は「広島六大学の代表として勝ちにいきたい」と全国大会出場に意欲を示した。

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