巨人2選手も野球賭博!新たに発覚

 巨人・福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していた問題で、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(73)から委嘱された調査委員会が21日、中間報告をまとめて都内で会見を開いた。すでに巨人側から告発されている福田に加え、笠原将生投手(24)、松本竜也投手(22)も野球賭博を行っていたなどの事実が新たに発覚した。

 緊急会見ながらテレビカメラ8台、約50人の報道陣が駆けつけ、張り詰めた空気が支配する。調査委員会の中間報告には、事態の拡大が記されていた。

 5日の問題発覚後、熊崎コミッショナーは常設している調査委員会に委嘱。同委員会は選手、関係者に任意でヒアリング。削除された携帯メールやLINEなどを復元して、調査委員会に、7人の弁護士、NPB職員らも動員して解析した。

 大鶴委員長は「膨大な量を分析、検討して、またヒアリングをするという作業です」と調査過程を説明する。

 結果、巨人が告発済みの福田の野球協約180条第1項2号が禁じる賭博行為に加え、賭博に勧誘した知人A氏を野球賭博常習者として、暴力団員などとの交際を禁じる同180条1項1号への違反も認定された。

 さらに福田にA氏を紹介した笠原についても同様に野球賭博行為、A氏と飲食店経営者B氏という別の賭博常習者との交際、メール解析から松本竜も野球賭博行為に及んだ事実が浮かび上がった。

 ただ現状で3選手の直接的、間接的な八百長行為の事実はないという。今後は問題の要因、組織的な背景の有無、反社会的勢力とのかかわりなどを調べ再犯防止策などを策定するなど、1カ月をめどに最終報告をする。

 中間報告を受け、巨人は新たに笠原、松本竜の告発書をNPBへ提出。熊崎コミッショナーは「返す返すも残念。文化的公共財であるプロ野球の健全な発展のために全力を挙げる」とした。球界の信頼回復へ、事態の全容解明が求められる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス