ソフトB・工藤監督、球団初のV2宣言

 「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク-ヤクルト」(24日、ヤフオクドーム) 

 ソフトバンク・工藤公康監督(52)が23日、球団史上初の2年連続日本一を宣言した。午前11時から行われたヤフオクドームでの全体練習を見終えると、ヤクルトとの決戦に向けた思いを口にした。

 「(2月の)キャンプ初日に『V2』を成し遂げる、そこを大きな目標にしてやっていくと選手に伝えた。ここまでやってくれた選手には、本当に感謝したい。最後の難関を勝ち取って、連続日本一をみんなでつかみたい。やるからには、勝たなくてはならない」

 ロッテとのCSでは、3戦全勝(アドバンテージの1勝を合わせて4勝0敗)で突破。工藤監督は「シリーズは移動日があって(チームを)立て直す時間があるので、うまくいかないこともある。最低でも3つ負けて、4つ勝つというシミュレーションはできている」と長期戦も覚悟した。

 練習終了直後に行われた監督会議では予告先発の採用を提案。これは敵将・真中監督に拒否されたものの、現役時代14度の出場で11度も頂点に立ったことのある“ミスター日本シリーズ”にダメージはない。

 「日本で2チームしか野球をやってない喜びを感じてほしい。100%の力を発揮できるように、しっかり戦いたい」。今季最後の戦いが、いよいよ幕を開ける。

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