李大浩MVP!5試合で最多8打点
「日本シリーズ・第5戦、ヤクルト0-5ソフトバンク」(29日、神宮球場)
日本シリーズ第5戦は神宮球場で行われ、ソフトバンクが5-0でヤクルトを4勝1敗で下し、球団史上初の2年連続7度目の日本一に輝いた。MVPには2本塁打8打点と活躍した李大浩内野手(33)が選ばれた。
4番の重責を果たした。連覇に導いたのは、李大浩だった。5試合で打率5割の2本塁打8打点。ろっ骨骨折で離脱した内川の穴を埋めて余りある活躍でMVPに輝いた。
「これからぐっすりと眠れるんじゃないかと思います」。お立ち台の主砲は、無邪気に笑った。四回1死三塁。左翼ポール上を通過した先制2ランは、日本シリーズ初のビデオ判定となったが、判定通り決勝弾となった。
内川を欠いた今シリーズで、第3戦では首の寝違えを押して強行出場。4番不在を救う活躍にも「内川が普通に出ていれば、ここは内川の場所だったと思う」と最後まで主将を立てた。
シリーズ5試合で8打点は最多。外国人選手のMVPは、96年のニール(オリックス)以来19年ぶり8人目、韓国人選手では初の快挙だ。「ありがとうございまーす!」。万雷の拍手が李大浩を包んだ。