中田翔、侍の救世主になる!外野守る

 8日に開幕する国際大会「プレミア12」へ向け、野球日本代表「侍ジャパン」に選ばれた28選手が2日、直前合宿が行われる福岡に集結した。直前に柳田悠岐外野手(27)=ソフトバンク=が左脚の故障で代表辞退となったが、主軸を任される中田翔内野手(26)=日本ハム=が打撃でも守備でも、代表の救世主となる強い意志を示した。

 柳田辞退を受けて、外野手不足に陥っている侍ジャパンを主砲中田が救う。今年のレギュラーシーズンで守備機会は一塁のみ。3月のオープン戦を最後に外野出場はないが、首脳陣は起用を視野に入れている。これを受けて中田は「外野?きついなあ」と最初は苦笑いも、「ノックを受けるとかして、守れるようにする」と腹をくくった。

 守り勝つ野球を掲げる侍ジャパンにとって、守備力の高い柳田の離脱は大きな痛手だ。外野手登録は4選手となったが、小久保監督は中田の外野起用を考え、あえて柳田の代役に内野手の今宮を登録したという。「(中田を)最悪、レフトというのは頭にあった。そこは栗山監督にも了承を得たので、最後の最後でそういう可能性も出てくる」と明かした。

 主砲としての打力に注目が集まるが、外野の守備力も水準以上だ。昨年までは主に左翼を守り、13、14年と外野手部門でベストナインを受賞。強肩は高く評価されており、今後のチーム状況次第では、外野でスタメンの可能性も十分ある。

 今季自己最多の30本塁打、102打点を挙げた侍の4番候補は「どんな手を使ってでも勝てばいい。勝ちだけにこだわっていく」と意気込む。初代プレミア12王者へ、何でもやる覚悟だ。

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