巨人・高橋由伸監督（４０）は２日、球団ＯＢの松井秀喜氏（４１）が来春の宮崎キャンプに訪れることを熱望した。昨年は臨時コーチとして、今年は視察で訪れているが「もし来ていただけるのであれば選手の刺激にもなるし、ファンの方も喜ぶと思う」と語った。

　松井氏は１日（日本時間２日）、米ロサンゼルス近郊で野球教室を開いた。高橋監督について「彼のかばん持ち以外だったら何でもやる」と協力を約束。春季キャンプ訪問についても、可能性を否定しなかった。これを受け、高橋監督は「ありがたいお言葉。松井さんのタイミングもありますが、かばん持ちも含めて依頼を検討したい」と、笑顔で語った。

　高橋監督にとって松井氏は１学年上の先輩で、同じ左打者として尊敬していた存在。監督就任の際には電話で連絡し「僕にできることがあれば、何でも協力する」と激励の言葉も受けていた。来季に向けて、貧打解消が最大のテーマとなる由伸巨人。松井氏が“臨時コーチ”として加われば、心強い援軍となりそうだ。