侍4番おかわり!小久保監督明かした

 「侍ジャパン全体練習」(4日、ヤフオクドーム)

 小久保裕紀監督(44)が4日、8日開幕の「プレミア12」へ向けて行われる5日の強化試合・プエルトリコ戦(ヤフオクドーム)の4番に中村剛也内野手(32)=西武=を起用すると明かした。小久保JAPANで初の4番を務める中村は「眠れない。プレッシャーかかるわ」と緊張感をあらわにしながらも、侍ジャパンの主砲として結果を残すと意気込んだ。

 重圧とは無縁のおかわり君が珍しく、弱音を吐いた。小久保監督が13年に就任して以来、不動だった4番・中田を外し、中村剛を抜てきする。「4番・指名打者」での出場が決まり「楽しみとかはないです。代表の4番はプレッシャーがかかるけど、なんとか自分のスイングを心がけたい」と表情を引き締めた。

 代表の4番は12年3月に行われた東日本大震災復興支援試合以来となる。強化試合とはいえ、チャリティーマッチとは違う。小久保監督は4番候補を中村剛と中田に絞っているが、プエルトリコ戦で結果を残せば「プレミア12」でおかわり君が4番を張り続けることになる。「眠れないわ」と本音を漏らしたが、侍の4番の重みを十分、理解してるからこそだ。

 一時は背中の痛みなどで代表入りが危ぶまれた球界きっての長距離砲。14年から2年連続本塁打王の中村剛が4番に定着すれば、打線の破壊力が増すことは確実だ。だからこそ小久保監督は「野手にとっては実戦を確認できる場。1打席1打席を大事にしてほしい」と、状態が上がってくることを強く願う。

 打撃練習では、42スイングで7本の柵越えで長距離砲としての存在感を示した。「なんとかチームの力になれば」と中村剛。これまでにない重圧をはねのけ、侍の4番にふさわしい結果を残す。

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