由伸巨人の補強第1弾!FA脇谷獲得へ
西武の脇谷亮太内野手(34)が4日、埼玉県所沢市内で取材に応じ、今季取得したFA権の行使を表明した。12日の交渉解禁後、古巣の巨人が獲得に動くとみられる。
脇谷は、14年にFA権を行使して巨人入りした片岡の人的補償として、西武に移籍。今季は118試合に出場し、打率・294をマークした。「10年間かけて取った権利なので、他球団の評価を聞いてみたいというのが強かった」。悩んだ末に、決断を下した。
球団は宣言後の残留も認める方針だが、古巣の巨人が獲得に乗り出す可能性が高い。井端内野守備走塁コーチが今季限りで現役を引退。内野手が手薄になったチーム事情もあり、脇谷は補強ポイントに合致し、さらにFA補償が不要なCランク選手という点も追い風になる。
また新指揮官の高橋由伸監督とは、西武移籍後もオフに自主トレを行っていた間柄。巨人幹部は「11日の公示を見てから判断したい」と慎重にコメントしたが、由伸巨人の“補強第1弾”となる可能性も出てきた。