由伸G貧打解消へ高性能打撃マシン導入
巨人が、7日から始まる宮崎秋季キャンプで“新兵器”を導入することが5日、明らかになった。室内練習場に、球種豊富な高性能の打撃マシン(キンキクレスコ社製)を設置。より実戦に近い練習を数多く積ませ、打棒復活を目指す。
“新兵器”の提案者は高橋監督だった。秋季キャンプでの導入について「考えています。今はいろいろと試せる時期でもあるからね」。過去、テレビ朝日「とんねるずのスポーツ王は俺だ」のリアル野球BANに出演した際、球種がミックスされる打撃マシンを自ら体験。貧打解消にはさまざまな練習が必要と考え、キャンプでの導入を決めた。
これまでの打撃マシンは直球、もしくはカーブのみの1種類。だが高性能マシンは直球の球速が8段階、3種類のカーブ、2種類のスライダー、フォークと多彩で、ボタンひとつで球種を投げ分けることができる。内田打撃コーチは「球種が分かれば打てる選手は多いが、試合はそうもいかない。(球種を)ミックスした形でいかに打てるか」と狙いを口にする。
この日でジャイアンツ球場での秋季練習を打ち上げ、6日に宮崎入りする。高橋監督は「(宮崎でも)目的は変わらないが、時間も数も増える」。徹底的に振り込ませ、レベルアップを図る。