大谷2回2失点…156キロも本番に課題

 「侍ジャパン強化試合、日本8-3プエルトリコ」(5日、ヤフオクドーム)

 8日の開幕・韓国戦に向け、不安を残した。開幕投手を任された大谷翔平(日本ハム)が、本番への最後の調整マウンドで、2回を32球投げ3安打2失点。直球は最速156キロをマークし、4三振を奪いながらも、首脳陣を納得させる結果を残せなかった。

 「結果とかじゃなく、ボールは自体は良かった。ある程度、球数が放れて良かった」。10月10日CSファーストS以来の実戦。収穫を強調しながらも、「ランナーが出ると真ん中寄りに行ってしまった」と反省した。

 立ち上がりは完璧だった。四回は2三振を奪うなど三者凡退。五回も連続三振で2死を奪ったが、そこから崩れた。L・リベラに右翼線二塁打されると、続くアルベロの高く弾んだ打球を自ら処理したが、一塁へ悪送球して一、三塁。J・リベラには甘いスライダーを右前に運ばれ、J・ゴンサレスには左翼線適時二塁打を浴びた。

 中2日で大役に臨む。残された時間は少ないが、小久保監督は「ストレートの走りは素晴らしかった。札幌で暴れてくれると思う」と変わらぬ信頼を口にした。

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