巨人・阿部捕手復帰も…高橋監督が示唆
巨人・高橋由伸監督(40)が11日、阿部慎之助内野手(36)を捕手に復帰させる可能性を示唆した。来季も主に一塁を守らせる方針だが、捕手で起用する可能性について「それはゼロじゃないと思います」と語った。
今季、レギュラー定着が期待された小林は、捕手としてチーム最多の70試合に出場。だが、打力やリード面に課題が多く、来季も相川や加藤らとの併用になる可能性は高い。
そこで浮上するのが、阿部の捕手復帰プランだ。指揮官は「基本はファースト。まずは打ってほしい」と、シーズンを通じてマスクをかぶる可能性については否定的。ただ、試合終盤の“抑え捕手”や、ここ一番での先発マスクなど、経験豊富な阿部の力に頼る場面もありそうだ。
原前監督は昨オフ、阿部の打力を生かすため、捕手から一塁手への転向を決断。一時的に阿部を捕手に復帰させたことはあったが、6月中旬からは一度もマスクをかぶらせなかった。
高橋監督は10月下旬のジャイアンツ球場で阿部と話し合い、起用法も伝えているもよう。「来年は優勝できるように頑張りたい」と決意を示している阿部。来季は一塁兼捕手の“二刀流”で、チームに貢献する。