楽天が今江獲り参戦!星野副会長出馬も
楽天がロッテからFA宣言した今江敏晃内野手(32)の獲得に動くことが12日、分かった。早ければ週明けにも交渉の場を設ける見込み。この日、キャンプ地の倉敷を訪れた星野仙一球団副会長(68)は「もしそうなったら、おれも出ていかないといかんか」と直接出馬も辞さない構えを見せた。
楽天は今季、三塁手を固定できずにシーズンを終えた。その意味で今江は補強ポイントに合致する。ただ、2億円という高年俸に加え、獲得した場合はロッテへの補償も必要となることから、球団内では慎重論もあった中で協議を重ね、この日までに獲得方針を固めた。
星野副会長は「32歳はまだまだ働き盛り。心機一転となれば、動きだって良くなるだろう」と期待し「向こうにとっては一生の話。真剣に話し合わないと」と話した。交渉では1桁背番号と複数年契約を提示する見込み。近年、大引(ヤクルト)、片岡(巨人)らFA戦線で敗戦続きの楽天だが、闘将を“切り札”に精いっぱいの誠意でアタックする。